長野県飯山市へ
3日間の出張で行ってきました。
長野の北端、新潟県との境にある市です。8月も全国的に猛暑ですが、長野はこちらと違って少し、涼しく感じました。
文部省唱歌「ふるさと」や「おぼろ月夜」「春の小川」などが生まれた町です。
バスに乗っているときに、地元の人が「あれが、ふるさとで歌われている山、あれがこぶなつりしの川だよ。」と教えてくれました。
日本でいちばんの豪雪地帯。案内してくれた人は、3メートルから4メートルくらい積もると言われていました。
当然、他の雪国とは異なった仕組みもいくつか見られました。
(1)ガードレールは取り外し式である。
(なぜか、分かりますか)
(2)家屋の1階はほとんど車庫である。
(3)かまぼこ型の家が多い。
(そうでない家は、屋根の勾配がきつい)
(4)屋根の真ん中に、三角柱のものがついている。「雪割り」というそうである。
人口が2万5千人。3万人以上でないから、単独で「市」にはなれないらしいが、「市」になっています。
景色はすごくきれいです。農村地帯であり。緑の丘陵が広がっています。冬やスキー場になる。リフトもたくさんありました。
景色がきれいなのは、普通の農村でよく見られるあるモノが全くないからです。
ビ○ールハ○ス。
冬になると雪の重みで壊れてしまうので、自然とないらしいのです。
多くの地域の人と話したが、いい人ばかりでした。
飯山市に行かせてもらったのは、食文化の研究のためでもあります。
特に興味のあったのが、天ぷらです。
普通の店ではなく、農家のような家で営業をしているところに行きました。1日に10人くらいしか、受け付けないそうです。主に作っているのは、90歳近くのおばあさん。
食材は全て、自前でそろえます。栽培しているものもあるし、山野に出かけて採ってくるものもあります。カボチャは、実ではなく、花を揚げています。はじめてでした。
珍しいものが多かった(あまり天ぷらにはしないもの)ので、メニューをもらってきました。
やはり、愛媛や都会の店で食べるのとのとは異なります。とにかく、からっと揚がっているのがすごいのです。食感も抜群です。
ここにあるような天ぷらは自分でも作れるかな?