【活動報告】第9回 田中心理士から学ぶ会

1月26日(金)に西条市地域創生センターで第9回目となる、「田中心理士から学ぶ会」を
開催しました。
 今回は大きな会場が予約できず、30人定員の会場に机といすを持ちこみ、実施しました。
 部屋に入りきれない先生がいて、ご迷惑をおかけしました。

 1 参加者    32名(小中学校教諭 幼稚園教諭 保育士 他)
   講師・事務局  4名(田中先生 武藤 戸井 黒光)
   合計 36名
   
第9回 田中心理士から学ぶ会

  次回は、4月27日(金)19:00~21:00 西条市地域創生センターです。
 テーマは変更があり、「思春期の問題行動を脳科学の視点から考える」です。
 TOSS教え方セミナーとして開催します。

 担当、申込先は鈴木英美さんです。現時点で17名のお申し込みがあります。
 * **watchkids2017@gmail.com* <mailto:watchkids2017@gmail.com>
 50名を目指したいと考えています。
 周りの方にお勧めいただけますとありがたいです。

2 学習会の様子

 2 学習会の様子

1月26日(金)に西条地域創生センターで、第9回目となる田中康一郎臨床心理士から学ぶ会を開催しました。
 今回のテーマは、「感情のコントロールがうまくできない子」でした。
 まず、小学校の現場から具体的な事例が出され、どう対応していったのかが話されました。田中先生のお話をその事例を受け、コンテンツを使って始まりました。
 「怒りとは悪いものなのか」という問題提起から始まり、怒りや攻撃性は行動するためのエネルギーになると言われました。それは内に向かう場合と外に向かう場合があります。程度があるそうですが、一番厳しいのは犯罪や性加害に向かう場合だそうです。
 最近では患者の怒りのために、心理士自身もかなり困っていることを言われました。
 怒りを抑える方法を身に付けること、深呼吸などによる応急措置をすること、感情を言葉で言えるように指導することなどが重要だと話されました。最近は、「アンガーマネージメント」が注目されてきています。
 田中先生もご自身が対応された厳しい事例を語られました。
 怒り」の感情をコントロールするのに効果がある方法として、TOSSから出ている「アンガーコントロールフラッシュカード」の実演をしました。実際に子ども役になっていただき、体験してもらいました。感情コントロールの苦手な子に怒りの感情の理解を促し、認知をよい方法に導く効果があります.購入さきを聞かれました。
 ぜひ、試していただきたいです。

3 参加者の感想

◆人間の怒りは6秒までということを知っているのと知っていないのとでは、ずいぶん対応の仕方が違うような気がしました。参考にさせていただきます。(中学校教諭)
◆長年、教員をしていますが、目の前の子どもの行動を見ても(児童、我が子ども)我ながらまとはずれで、全然、理解できていなかったり、気づいていないことが多いと感じています。そういった中で「そうだったのか!」と気付かせていただける研修でありがたいです。具体的な方法や教材の紹介も参考になります。(小学校教諭)
◆ありがとうございました。暴言や暴れなど日々、悩むことがありますが、今日のお話を聞いて、明日から少し違った対応ができるように思いました。(支援員)
◆怒りについては考えたことが少なかったので勉強になりました。リハビリでは子どもにとって特殊な場所になるので怒るという様子をみることはあまりありません。加えて、怒ってもあまり気にしたりすることがありませんでした。今後、感情に関して注意して関わってみようと思います。(医療関係者)
◆怒りと自己主張の関係で攻撃的な主張が増えているのを感じています。なんでだろう。どうしてだろうとずっと考えていました。すぐに手が出るので後でしんどいだろうなあしんどいのに、どうしてまたするのだろうと思っていました。今日の話の中で、6秒待つというのも大切だと思ったが、一番は説明をしたくてもできないのだろうなあと強く感じました。(言語が乏しい・表現する方法が分からない)だから、言語・知識を日々の中でしっかりと教える必要があるなあ、家庭ではゲームばかりするのではなく、家族団らんの時間を増やす必要があるなあと思いました。(保育士)
◆いちばん心に残ったのは、「怒りは行動するためのエネルギー」「悪いものではない」ということであった。怒りの感情に対してどう対応していくか、方法を子どもといっしょに考えていきたいと思った。子どもの怒りの感情に向き合うとき、私自身もまず、深呼吸をすることを忘れずにいたいと思った。有意義な時間をありがとうございました。(小学校教諭)
◆感情のコントロール、大人にも必要だと痛感しました。次回も楽しみです。(小学校講師)

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