「ふれあい囲碁」の可能性

1 「命を救う『ふれあい囲碁』」の衝撃

 安田泰敏著「命を救う『ふれあい囲碁』」を読み、衝撃を受けた。「これは革命的な教具だ!」と思った。学級でいちばん手のかかる子が熱中し、荒れた中学校が立ち直っていく。囲碁を通して、次々とドラマが起こっていく。
 勉強の苦手な子や友だちがつくれなかった子どもたちほど、熱中してやまない。
 ふれあい囲碁は、

ふれあいの時間と場所を保証する教具

である。
 
2 幼稚園の子でも分かる簡単なルール

 囲碁といえば、「難しそう」というイメージがある。あるいは、「お年寄りがするものだ」と思い込んでいる子もいる。
 ところが、やってみるとそうはないことに気づく。
幼稚園の子でもすぐにできるほどルールが簡単なのである。

次のように簡単に教える。
(1) 線と線の交差点におきます。・・・端と角にもおけることも教える。
(2) 白と黒で交代におきます。
(3) 囲むととれます。
(4) 1つでもとれたら勝ちです。

3 生まれる子どもの事実

 「ふれあい囲碁」はだいたい、2,3分で勝負のつくことが多い。
 これをしていく中で、次のようなドラマが生まれていく。
・ 逆転現象(できない子が勝つ)がおきる。
・ どの子もできる。
・ どの子も興味をもつ。
・ 交流が生まれる。
・ 熱狂する。
コミュニケーションを取ることが苦手な子どもにとっても絶好の教具である。

4 参観日に実施

 今学期最後の参観日のときに、「ふれあい囲碁」をした。
 ふれあい囲碁では保護者にも入っていただき、子どもたちの対戦相手になってもらった。
 普段からしている子どもたちは圧倒的に強く、保護者が初めてだった人が大部分でほとんど負けていた。幼稚園の子も参加して、兄に勝つなどのドラマもあった。
 和気藹々として中で、あっという間に時間が過ぎていった。

■ 今日、参観日がありました。お父さんとお母さんが来ていました。最初はお父さんとふれあい囲碁をしました。3勝0敗でした。お父さんは「1回だけだぞ」と言っていたのですが、負けずぎらいだから仕方なくしました。でも、友だちが来たので4回目はできませんでした。
次の人はお母さんです。お母さんはルールを知らなかったから、1回目は私が勝ちました。2回目はななめに4個おいていました(お母さんが)3回目でルールが分かったようでした。お父さんとお母さんに勝てるなんて・・・と思いました。

■ 今日、参観日がありました。5時間目にありました。わたしのお母さんは3分くらいしかいませんでした。けれど、「ふれあい囲碁」のときに来てくれました。
 私はお母さんと2回しました。そのとき、2回とも早く勝ちました。弱い・・と思いました。けど、お母さんが来てくれてうれしかったです。

■ ふれあい囲碁をお母さんといちばん下の弟としました。お母さんに負けました。いちばん下の弟にも負けたのがとってもくやしかったです。だって、いちばん下ですよ。(4人兄弟のいちばん下)とってもびっくりしました。

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