向山先生の「全員を参加させる法則」(授業12の法則5)を初任者に教える

初任者の授業をみせてもらった。国語の授業であった。
 学習のしつけということをかなり指導されているようで、その影響が多く出ていた。
・指名されたときに返事をする。
・机の横に立って発言する。
・大きな声で言う。
・全員がいる方を向いて言う。
 こういったことである。

 したがって、1人の子が指名されてから発言するまでに、かなり時間が間延びする。少なくとも3秒はかかっているようである。すごく、まどろっこしい。

 また、全員をほうを向いて言うことのを徹底させるために、何人かにやり直しをさせていた。
 授業者(いや、指導している教師の意図だろうが・・・)はいうのは、「全員を授業に参加させるようにしている」ためだという。発言の中身よりも、発表の型を異常に重視しているように思えた。

 「授業に全員参加させる」というのは、こういったことではない。
 最初に発問をして、子どもたちが挙手したときに、その中から1名を指名して、その子に発言の仕方を教える以前の問題がある。

 最初の発問をしたときに、全員の子どもが授業に参加していたかと言う問題である。いきなり、全員が答えることもできないような発問をし、しかも、考えを持つことのできたのは一部の子だけである。この段階で全員が授業に参加しているとは言えない。

 向山先生は「授業12の法則」のその5(全員を授業に参加させる)」の中で言われている。

 「授業に全員を参加させる」と言われると、当たり前のように聞こえ、「私もやっている」と思いがちである。これが、「とんだまちがい」であることが多い。本人は、全員を参加させているつもりだが、一向に全員が参加しないのである。
 
 そして、全員を授業に参加させる指導の一例を書かれている。社会の地名探しである。
 最後に、「全員を参加させる」方法を、それも自然に流れるような方法を工夫していくのであると書かれている。
 
 これを授業後、初任者に話すとすごくうなずき、「そうですね。私は勘違いしていました」と言った。 

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