3年生理科「じしゃく」の授業で

じしゃくに引きつけられるもの、引きつけられないものを見つけていたときのことです。
教科書では、物の写真があって、○か×を記入するようになっています。これで終わりです。
味気ないです。

そこで、子どもたちに挑発気味に言ってみました。
「ただ、引きつけられるか、そうでないかなら1年生でも分かる。その引きつけられている様子が大切なのです」と。
すると、子どもたちは引きつけられていく様子を見て、気がついたことをノートにまとめたり、発表したりし始めました。

自然に、以前の単元で学習した電気を通す物と通さない物との比較が始まりました。
・鉄は電気を通したけど、じしゃくもくっついた。
・1円玉は(アルミ)は、金属だからじしゃくに引きつけられると思っていたけど、引きつけられなかった。

ある子は言いました。
「導線は、皮(まわりのビニール)を向くと、電気が通ったけど、アルミ管は周りの塗装を磨いてのけても引きつけられなかった。」
表面を削る(のぞく)という作業が同じです。しかし、この作業をしても、じしゃくの場合は引きつけられないのです。

すごいと思いました。
「じしゃくに引きつけられるもの」と「電気を通すもの」
この比較がさまざまな視点からだされていました。

子どもたちは考えるものだなあと思いました。

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